病や怪我は、その箇所が回復したらそれで治ったと言えるのでしょうか? 増田庸文の以
前のブログからご紹介します。

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<病と功法>

電化製品や自動車の故障を直すには、悪い部品の交換をして修理は完了します。
それで何ら問題なくその後は使用出来るようになります。

ところが人を含め生体では、そうは簡単に事は済まないことが多いのです。
臓器などの一箇所の働きが衰えて、それを補うということは、そこだけ見れば極めて有効
ですが、すべて丸くなる、円滑に事が進むためには、欠点と思われる一つを治しても難し
いのです。

怪我についても、その影響が全身に及んでいることを、現代医学は知りません。
小さなものはいざ知らず、怪我の箇所、一つを治したところで完全に元には復帰しないの
です。 
 
その現代医学の盲点となっているところを、日之本元極の功法が補い、そして人の身体
が、すべてが統括された肉体であり、システム全体として円滑に機能してこそ、健康な肉
体であるということを、世の中に示して、知らしめなければなりません。

一点専門主義という現在の細分化された医療は、方向性として真逆に進路を取っていると
しか思えません。

癌が一箇所にあって、その癌を取り除いたからといって、そのことが身体に与える影響は
極めて大きく、一部分を切り取ったからといって、そこのみでなく全体に影響が及び、
肉体のあちらこちらがシステムとして機能しなくなるのですから。

現代医学の切り取って治そうという方法は、正に「木を見て森を見ず」的な遺憾な手法と
言えます。
             < 2015年5月26日 「病・怪我を治すということ1」>