功は日常にあり
~増田庸文の唯一無二の記事を日々お届けします~
龍穴とは、地より気のふき出している場所のことです。
福井県「気山」、岐阜県「金華山」、長野県「分杭峠」の龍穴にまつわるお話をお伝えします。
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このところ(2010年当時)、福井講座が開催されるようになったこともあって、福井県によく行くことになりました。
あるとき、道すがら「気山(きやまー地名)」という看板が目に入りました。
「不思議な名前だなぁ。気が出ていることが判って付けた名前なのだろうか?」と思い、国道を車で走りながら、周りの山々を感じてみました。
ここは、道沿いに小さな山がいくつか連なっているのです。
その中の一つに、山頂付近から上に向かって気がふき出している山がありました。
「ああ、これだ、これだ!」と納得できました。
後でその山の気の出方を分析してみると、通常の龍穴のように気が保全されているという状況ではなく、自然の地形の条件が、気のエネルギーを保全しやすい状況を創っています。
それは、龍穴の周りに木が育ち、木が茂り、木によって、その龍穴の存在が守られている、気のエネルギーの存在が消滅しないように守られている、消滅しないように形成されている、というような自然の地形の中にその龍穴があります。
従って、人は気の存在を感じて、気が満ちている存在を感じ取って、「気山」と命名したのでしょう。
その気は、上昇して地域に分散されたために、その場所だけを保全したのではなく(たとえば神社やお堂を建てるなど)、地域を守る龍穴として珍重されているということになります。
これは非常に珍しい龍穴の例といえます。
似た所に、人工的にそうなってしまったのですが、岐阜城のある金華山があります。
ここも、山頂からの気の噴出が周りを潤している所です。
普通、龍穴はそれを発見したら、なるべく早くその上に建物を建てて、その気を保全しないといずれ周期的に衰退してしまうのです。
その良い例が、分杭峠(ぶんぐいとうげ)です。
張志祥先生が発見したときは、すごい龍穴でしたが、
「すぐそこに何か建てなさい」
という忠告を無視し、しばらく放置したため、今では当時の面影もありません。
気のエネルギーを単純に比較するならば、ここ気山より当時の分杭峠の方が、気のエネルギーは高かったと思います。
しかし、それは一時的な効能だけであって、今では分杭峠は簡素な龍穴となり、当時の気の大部分は失われています。
龍穴は自然の地形の中で地下からわき出すエネルギーで、地形の条件などから地上にふき出しています。
しかし、それらの事象はすべて、神の意図でなされていることをお伝えしておきます。
<2010年8月20日 「気山」>
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実際に龍穴を訪れた方がいらっしゃいましたら、ぜひとも体験談をお聞かせください。