功は日常にあり

~増田庸文の唯一無二の記事を日々お届けします~

お寺の僧房に宿泊した増田庸文の不思議な話は続きます。

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翌日、金剛蔵王権現を拝ませていただきました。
お顔は少し漫画っぽいなとは思いますが、まあ、これはよりしろですから、あまり気にはなりません。

役行者(えんのぎょうじゃ)が感得した仏様はもう一柱あります。
それは、法起菩薩です。金剛山転法輪寺に胎内仏のみが残っています。
御本体は、明治の神仏分離・廃仏毀釈の折、壊されてしまいました。

珍しい五眼六臂(ごがんろっぴ=五つの目と六本の腕を持つ)で、金剛蔵王権現と同じ憤怒(ふんぬ)相の仏様です。臂とは、ひじのことです。
また、堺市の高倉寺に法起菩薩曼荼羅図が残っているそうです。(堺市博物館寄託中)

私は、ほぼ同時期に転法輪寺の法起菩薩の胎内仏も拝観しました。
こうした胎内仏という、手法がいくつか残っているということは、昔の人々は仏像や神像に無形の神仏が宿ることを感じていたんだと思われます。

三体の金剛蔵王権現は、中央のみが大きく左右は若干小振りに作られています。

暫くして判ったことですが、その前夜戴いた三振りの剣は、もとつきわみ図の赤と白、そして中央の金色だったのです。 

<2010年10月25日 「金峯山寺(きんぷせんじ) 金剛蔵王権現3」>

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日之本元極の功法、そして一人一人の修練者を、神々が応援してくださっているということです。
今後も、高い向上心と自信をもって、修練へ向かう励みになるお話です。