功は日常にあり

～増田庸文の唯一無二の記事を日々お届けします～

 

”ひふみん”の愛称で知られる将棋界のレジェンド、加藤一二三（ひふみ）さん。
バラエティー番組にも出演し、飾らない人柄と前歯のないことなどがチャームポイントでした。

加藤ひふみさんの歯から、”人の歯”についてのお話を３回シリーズでお届けします。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

最近(2018年当時）話題になっている将棋の加藤ひふみさんは、入れ歯を入れないそうです。
彼は、入れ歯を入れたときに、集中力、思考力を失った と言っていました。

さて、それは本当でしょうか？

むろん、“ひふみん”は朝晩しっかり歯を磨いてはいるでしょうが、対局中にバナナを10本食べたとか、おやつの時間に板チョコを10枚食べたといった“伝説”が残るほどの甘党です。

テレビで前歯がないことを聞かれると、“ひふみん”は

「15年ほど前に前歯を入れたのですが、頭の回転が鈍り、連敗続きで棋士人生最大の危機に陥った。
あるバイオリニストの体験記に
“義歯を入れたら演奏ができなくなったので取ってもらった”
と書いてあったので、自分も前歯を取ってもらったら調子が戻った」

こう語っているが、ある記者は

「ブレイク前、加藤先生に前歯がない理由を聞いたことがあります。
その時も同じ話をしていましたが、先生がトイレに立った時、マネージャーの娘さんに改めて聞くと、“あんなことを言っているけど、本当は歯医者さんへ行くのが怖いだけです”と真相を明かしてくれました」

とは言え、実際に人間の限界域で挑戦している人々にとってみれば、そういったことは起こり得ることだと思われます。

＜2018年6月6日　「ひふみんは入れ歯を何故入れないか　１」＞   

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ひふみさんが入れ歯を嫌がった本当の理由については、次回に続きます。