足指に巻き爪が起こるのは、経脈が詰まったり気の流れが乱れてうまく邪気が排泄されないことによる、というブログをブログ 7で紹介しました。
同じようなことが手指で起きると、この関節結節が起きてしまうようです。
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2010年3月29日 <人体について>
高齢の女性に多く出現する病気です。
手指の第一関節が太く腫れて痛みます。
そして動かしづらくなります。
第二関節が同様になる病気は、ブシャール結節と言いますが、これとはメカニズムが全然違いますから、混同しない事です。
また第一関節においては、ブシャール結節と同様な理由のものも存在しますので、複雑です。
この結節が出来る原因の第一は、通過障害です。
この通過障害によって、組織に炎症が起きる。その炎症が起きやすい組織が手の甲側にある。
そのことについて、確認しておきましょう。
通過障害は、気、血液、邪気も含めたあらゆるモノをさします。
その根本の理由は、近々公開予定の「詳説・指気功」でお話します。
手の指先も足の先も爪が伸びるという現象は、きわめて重要な「焦」の調節をしています。
第一関節のすぐ上の部分、指先に爪の製造工場が存在します。
今まで、分かっていなかった事として、爪が邪気を排泄するという仕事をしているのです。
それは、髪の毛も同じように邪気の排泄を受け持っています。
その他、爪や頭髪は皮膚の保護をするというような役割も、忘れてはならないことです。
しかし、邪気を排泄するという爪の働きが、爪の存在の根本にあるのです。
爪が邪気を排泄するために、爪の根本に邪気が集まるように、排泄通路が造られています。
これらに通過障害が起きた場合は、爪の製造場所に、汚染物質、邪気がたまって炎症を起こす。
炎症を起こしたことによって、その結合組織が乱れてくる、細胞の循環、新陳代謝が乱れるということが起きて、それらに停滞と、鬱滞、鬱血瑠などがおき、たまって、症状は悪化の一途をたどっていきます。
足の指についても同じ事が言えます。
しかし、足は指先というよりも 足の裏全体、そして足の指全体が関連しています。
これは、人が立って歩くに相応しいように、足の裏を使うと邪気排出が促進して、湧泉から排泄される、また踵から、足の指先や指の股の部分から排泄される仕組みになっています。
健康で働くための営みとして、働けば働くほど、健身に繋がるように、人の身体が作られています。
指先を動かすことも大事ですが、足の裏全体を刺激する、指先を動かす。
これらのことが、足については重要です。
このように足は、爪からも邪気は排泄されますが、足の裏全体から邪気を排泄するように仕組みが作られています。
そういう意味では、歩法は、邪気を排泄する上で極めて重要な功法と言えます。